ゴルフのマナー

はじめに

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あなたはゴルフのマナーやルールについて、どれくらい勉強していますか?
技術の向上には余念のない方でも、意外とマナーやルールは不勉強な方がいます。

初心者だから下手、はOKですが、初心者だからマナーを知らない、
はOKではありません。 たまにはルールブックを読んだり、マナーについて振り返ってみましょう。

1.ティインググランドで

■ 集合時間には遅れないようにしましょう。

朝の集合時間は1組目スタート時刻の15分前(全員同じ)、昼食後は各組別に10分前を想定しています。 スタート時間とは、オナーがアドレスに入る時刻のことで、集合時間ではありません。

カートまたはスタートホールのティインググラウンドなど、指定された場所に遅れないように集合しましょう。

■ 打順が来てからの素振りは1回以下にしましょう。

ティインググラウンドで何回素振りをしても、もはや手遅れです。
運を天に任せて、さっさと打ちましょう。

■ アドレスに入ったら、すみやかに打ちましょう。

構えてから打つまでに何回もワッグルを繰り返したり、じっと考え込むのはやめましょう。 考えながら打つのは、練習場で。

■ 同伴プレーヤがアドレスに入ったら、静かに見守りましょう。

私語を続けたり、ガチャガチャと音を立ててクラブを選んだり、カートを移動させたり、素振りをしたり、歩き回ったりするのは禁物です。全ての動作を中断し、音を立てないように静かに見守りましょう。

前の組の人がアドレスに入っている時も同じです。

■ ボールが逸れたら「フォアー」と大声を出しましょう。

ティーショットが隣のコース等、人がいそうな方向に飛んだ場合は、「フォアー」と大声を出しましょう。

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2.スルーザグリーンで

■ OBや池ポチャに備えて、予備球を2個以上持ち歩きましょう。

なくした場合の予備球の補充も忘れずに。

■ 前に人がいないことを確かめましょう。

人がいる場合は、声をかけて避難?してもらってから打ちましょう。

■なるべく次打者の前に出ないようにしましょう。

ボールがラフや林に入ったり、崖下や斜面に飛んだ時は、つい早めに探しに行きたくなります。 そんな時でも常に後に気を配り、後の人が打つ時には右または左に大きくフェアウェイを空けて(できれば木の陰に入るなどして)打ち終わるまで見守りましょう。

■ 素振りは1回以下にしましょう。

アプローチの場合でもできれば2回以下、多くても3回までにしましょう。
ショットを失敗して、その場で首を傾げながら「おかしいなあ」と言わんばかりの素振りをする方、それがあなたの実力です。さっさと先に行きましょう。

■ 超初心者の場合、得意なクラブ1本でプレーしましょう。

トップやダフリばかりの人が、クラブを何本持っていても無駄。 番手によって距離が打ち分けられるようになるまでは、グリーンに近づくまでの間、当たる確率が一番高いクラブを1本だけを持ってプレーしましょう。

クラブを複数持つと、クラブ選択や、使わないクラブを置いたり拾ったりするのに余計な時間がかかります。7番以下の短いアイアン1本だけならば、斜面登りや崖くだりも楽ですし、クラブを置き忘れる心配もありません。

■ 普通の初心者の方は、クラブを数本持ってボールを探しに行きましょう。

5番アイアンの方が7番アイアンより確実に距離が出るようになったら、クラブを複数本持って行きましょう。 グリーンに近づいたら、アプローチ用のクラブだけでなく、パターもお忘れなく。

■ 状況に応じて早足でボールまで行きましょう。

ミスショットでチョロした時など、次も自分の打順の場合は、ゆっくりと歩いてはいけません。 速やかに早足でボールまで行きましょう。

■ ボールは、むやみに拾わないようにしましょう。

フェアウェイやラフに落ちている他人のボールは、むやみに拾わないようにしましょう。隣のコースから打ち込まれたボールの可能性があります。

■ 隣のコースにボールが入った場合

そのコースに入る前に前後を見渡して、隣のプレーヤの邪魔にならないように気をつけましょう。 打とうとしている人がいる場合は、打ち終わるまで待ちましょう。 ボールを取りに行く場合は帽子をとって挨拶をし、走って取りに行きましょう。

隣のコースから打つ場合は、隣のコースの人達の邪魔にならないように、さらに細心の注意が必要です。

■ 電動乗用カートはなるべく前に移動しましょう。

グリーンの近くに来たら、カートはホールアウトした時の出口付近まで運んでください。 その際、全員がパターを持っていることを確認し、カートに残っている場合は持っていってあげましょう。

3.グリーンで

■ グリーンを痛めないように注意しましょう。

シューズを引きずって歩いたり、グリーン上を走るのは厳禁です。
急ぐ場合も、グリーンを出てから走りましょう。

■ ボールマークはできるだけ修復しましょう。

ボールマークとは、ボールが落ちた時にできるくぼみです。グリーンフォークで正しく修復しましょう。

■ グリーンを読む作業は、速やかにさりげなく実行しましょう。

傾斜や芝目などグリーンを読む作業は、グリーンに到着後速やかにさりげなく実行しましょう。自分の番になってからじっくりとグリーンを読むのは、1打でカップインを狙うプロの世界の話、初心者は真似をしてはいけません。他の人のパッティング中にさりげなく自分のラインを見ておきましょう。ぼやっとしていて、自分の番になってからあたふたと時間をかけないように。

■ パターの素振りは2〜3回以内にしましょう。

■ ホールアウトしたら、速やかにグリーンを離れましょう。

おしゃべりをしながらゆっくり歩いたり、グリーン上でスコアカードに記入するなどもってのほかです。 次ホールまでカートで移動する場合はクラブを持ったままカートに乗り、移動を優先しましょう。 クラブをバッグに戻すのは、次ホールについた後の方が落ち着いてできます。

■ 真っ先にカップインしたら。

自分が真っ先にカップインした時は、旗竿を持ってホールアウトの準備をしましょう。 その時、旗竿を立ててはいけません。終了と勘違いされて打ち込まれる危険があります。 旗を横または下にして持つか、旗を掴んで持ってください。

■ パター以外のクラブは、カラーまたはその外側に置きましょう。

パター以外のクラブは、グリーンを傷つけないように次のホール寄りのカラーまたはその外側に置きましょう。出口と反対側に置くと、ホールアウト後グリーンを横切ってクラブを取りに行くことになり、速やかな退場の妨げになります。

■ 同伴プレーヤがアドレスに入ったら、静かに見守りましょう。

このとき、なるべくプレーヤの視界に入らないようにしてください。 エンジン式のカートを移動中の場合は、例え離れていても一旦停止しましょう。 私語、音を立ててのクラブ選び、素振り、歩き回りなども控えましょう。

■ 同伴プレーヤのラインを踏まないように気をつけましょう。

パッティング時に同伴プレーヤのラインを踏まないように気をつけましょう。また自分の影がパッティング中の人のラインを横切らないように注意しましょう。

■ クラブの置き忘れに注意しましょう。
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4.その他

■ 言わずもがなのことですが・・・。

ごまかしは厳禁です。
ロストボールやOBなのに、ポケットからボールをさりげなく落として見つけたふりをする、これ最低ですね。本人は誰も気がつかないだろうと思ってやるのでしょうが、結構見ているものです。

3項までに書いてきたマナー違反はまわりの人も大目に見てくれますが、悪意のごまかしだけはいけません。いっぺんに信用をなくし、2度と一緒にラウンドしたくないと思われてしまいます。 カウントミスもうっかりならご愛嬌で済みますが、ごまかす意思を持ってやるとアウトです。 意外と初心者よりベテランの方に見受けられるのですが・・・。

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